歯茎が赤く腫れている
歯茎が赤く腫れている、歯茎から血が出ることで悩まれていませんか?その症状は歯肉炎とよばれ、歯周病の前段階になります。治療せずに放置すると最終的には歯を失ってしまう可能性もあります。歯肉炎にも様々な種類と治療法があります。ここでは、その種類と対処法についてお伝えできればと思います。
様々な歯肉炎
プラーク性歯肉炎
歯と歯の間や、歯と歯茎の間に細菌がたまり炎症を起こすものです。細菌がたまるとその細菌に対処すために歯茎に血液が集まり腫れてきます。腫れるだけでなく、細菌に対処す為に歯茎は浸出液というものを出し、細菌に対処しようとします。この液体が口臭の原因になります。また、出血を伴うことが多く、血生臭くなってしまいます。
- 対処方
- 適切な歯磨きと、デンタルフロスを使って歯石やプラークをとります。また、甘いものなどの間食を控えることによって、プラークが作られるのを抑えることができるので糖分を控えることが効果的です。
歯冠周囲炎
6歳臼歯や12歳臼歯が生えてくるときに、歯が歯茎を突き破る際にプラークがたまりやすく、炎症を起こすものです。
歯の生え変わりの時期は、歯ブラシがしにくい時期なので毛先が細い歯ブラシなどでケアすると効果的にプラークを除去することが出来ます。
智歯歯周炎
親知らずが横や斜めに生えてきた際に歯茎が炎症を起こすものです。
智歯とは親知らずのことで、歪んだ生え方をしている場合は他の歯に影響を及ぼすので、早めの対処が必要です。
妊娠性歯肉炎
妊娠中はホルモンバランスが不安定になる為、歯茎が腫れやすくなります。妊娠性の歯肉炎をそのまま放置すると、その後歯周病に発展する場合が多いので、歯医者での定期的なクリーニングをオススメします。